2020年より一反パートナーをご支援いただいているシナネンホールディング株式会社
(以下 シナネンHD)様の稲刈りを埼玉福興様の田んぼで実施しました。
シナネンHDのグループ会社の方が14名とゲストの方3名にご参加いただき、埼玉福興の
施設利用者さん交えて稲刈りを行いました。
当日の天気予報では雨天の予報でしたが、小降り程度で支障なく、予定通り稲刈りが
できました。
今回はゲストして、農福連携活動を研究している千葉大学 園芸学部の吉田行郷教授と
ゼミの学生さんに参加していただきました。
JR熊谷駅に集合し、駅前よりバスで埼玉福興の田んぼに向かいます。
田んぼの近くの小学校の駐車場で参加者の皆さんが、
揃いのオリジナルビブスを着用し、稲刈りイベントに臨みます。
小学校より5分程歩くと、シナネンHDさんにご支援いただく田んぼが
見えてきました。
田んぼの周りには、シナネンHDさんと自然栽培パーティの幟が立ち、
これから始まる稲刈りイベントを盛り上げてくれています。
稲刈りを行う田んぼに到着しました。
参加者の皆さんが田んぼに揃ったところで、
埼玉福興の新井社長よりご挨拶をいただきました。
いよいよ稲刈り開始です。
稲を刈る方と刈り取った稲を籠に入れ運ぶ方がチームとなり
作業を行います。
刈り取った稲は、一定数をしっかり縄で縛っていきます。
決まった縛り方を行うので、初めての方はコツをつかむのに
苦労しています。
束ねた稲は、稲架がけしていきます。
とったど~
皆さん盛り上がっています!
予定していた午前中の作業を終え、皆さんで記念の集合写真を撮りました。
皆でやり遂げた充実感でいっぱいの表情ですね。
今年の農福連携の農作業イベントも大成功のようです。
午後は埼玉福興のグループホームに移動し、採れたての新鮮な
野菜を使った昼食をいただきました。
昼食の後は、室内の加工場に移動し、施設利用者の方に教わりながら
藍の葉摘みの作業を行いました。
施設利用者の方と楽しく会話しながら作業を行い、コミュニケーションが
取れています。
初めて参加した方は、埼玉福興の作業場を見学し、新井社長より
施設で行っている活動を案内してもらいました。
千葉大学の方々も真剣に説明を聞いていますね。
最後に、シナネンHDの広報チーム長の中村様より、施設の皆さまへの
お礼と共に、これからも引続きこの活動を続けていきたいとのありがたい
言葉をいただきました。
収穫したお米は、今年もシナネンHDさんより事業で関連する各地の子ども食堂に
寄贈され、社会貢献活動として展開されます。
今年はお米の価格が高騰しているので、子ども食堂の皆さんに大変喜んでいただける
と思います。
一反パートナー企画による農福連携の活動を通じ、
・障害者の就労支援
・無農薬、無肥料栽培による自然環境の保護、食から健康を守る自然栽培
・全国で増大する耕作放棄地の再生
・生活に困難を抱えた方への健康的な食材の提供
・農作業を通じた共生社会の実体験
という社会問題を解決する現実味のある活動として、世の中に広がっていく
ことを願っています。
※一反パートナーは、
企業・団体が自然栽培パーティ会員事業所の一反分の圃場での栽培を支援。
企業・団体の皆さんが福祉施設の利用者と一緒に農作業も楽しめる企画です。
この企画は、一般社団法人 農福連携自然栽培パーティ全国協議会が
株式会社コトノネ生活(季刊「コトノネ」発行元)と連携して行っています。