収穫を祝うお祭り、新嘗祭。
そんな新嘗祭の日である11/23に、一年に一度の自然栽培パーティの祭典「全国フォーラム」が、鹿児島で開かれました。
自然栽培パーティでは、設立当初から 公益財団法人ヤマト福祉財団 より助成をしていただいて、このフォーラムもヤマト福祉財団さんにご支援をいただいています。
当日の様子をお伝えします。
オープニングでは、農福連携で放置された竹林の整備と商品化をおこなう 大崎町宮薗地区 の方々に作ってもらった竹のお神輿で入場です。
前述のとおり、自然栽培パーティを支援していただいている公益財団法人ヤマト福祉財団より山内理事長がかけつけてくださり、挨拶をいただきました。
農自慢
全国各地の取り組みを紹介する「農自慢」では、施設の代表者によるプレゼン発表の他、農福師それぞれの日々の農の自慢をするひとこと発表などで、それぞれの取り組みを自慢しました。
愛知の自然農福の力では、豊田市の学校給食に自然栽培のジャガイモを使ったコロッケをみんなに食べてもらったそうです。
特別講演
特別講演では教育学の専門である 汐見稔幸 先生に、子どもと食にまつわるお話をしていただきました。自然栽培パーティの会員施設の中でも、子供食堂やオーガニック給食などの取り組みをすすめている施設も多く、汐見先生のお話を聞いてあらためて自然栽培パーティとしても子供たちのためにも農業を進めたいと思いました。
自然栽培パーティの今&木村先生に聞いてみよう
自然栽培パーティは、各施設/農家ごとに自然栽培と農福連携に取り組んでいます。今年は施設の枠を超えてみんなで一緒に畑をしよう!とのことで鹿児島と北海道で合同で畑をしました。
その取り組みの様子を田中監督が映像にしてくれました。
(youtubeでも見ることができます。)
名誉顧問である 木村秋則 さんも来ていただき、動画も踏まえてあらためて木村さんの想いや自然栽培について、これからの未来のために何ができるかなどなどお話をしてもらいました
自然栽培パーティアワード
そして 自然栽培パーティアワード の授賞式も。農業で楽しく働く利用者さんを「農福師」と呼び、その日々の取り組みを表彰して、讃える自然栽培パーティアワード。今年は9名の農福師が受賞しました
副賞として奇跡のリンゴが木村さんから手渡され、農福師のみなさんは少し照れながらも誇らしげな顔に。
Yaeさんの歌
最後は千葉県鴨川で半農半歌手のYaeさんによる歌です。まるで空を自由に飛んでいるような伸びやかな歌声に、会場は一体になりました。
さらに絆を深める交流会
夜の交流会では、日当山無垢食堂 さんに自然栽培パーティの野菜を使ったお弁当を作ってもらいました。日当山無垢食堂さんは、地元の農家さんや漁師さんの素材を使ったレストランや、こだわりの食材を集めたショップのほか、保育園を設立して食育活動などにも力を入れておられます。素材を存分に生かした豪華で美味しいお弁当に、これからも農業をおこなう活力になったように感じます。
交流会では自然栽培パーティの映画の主題歌を歌う すぱっつ によるバンド演奏、各施設による歌や踊りの披露などで大盛り上がり。最後はみんなで「自然栽培パーティのうた」を歌って踊りました。
毎年少しずつ変化して成長している自然栽培パーティ。
これからも未来のため、子どものため、地域のためにも自然栽培をがんばっていきます!